懐紙は裏を使う?
前回のブログを読んだ方から質問をいただきました。
「懐紙は裏を使うのですか」という質問でした。
お茶席でお菓子を取るとき、
私は写真のように一番外側になっている懐紙を一枚ひっくり返して裏側を使います。
ですが、ひとによってはひっくり返さずにそのまま表側を使うこともあります。
どちらが正しいとは言えないと思います。
ですが、あまり前面に柄があったりして、お菓子にくっついたりしたら食べられない・・
という場合は、やはり裏側を使うほうがいいでしょう。
そういった理由からでしょうか、それとも昔は柄の入ったものがなかったからでしょうか、
茶席では無地を好む方が多いのも事実です。
ですが、それも決まり事とは言い切れません。
懐紙について厳格なきまりがあるという話は聞いたことがありません。
ただし、お茶席や先生によっては無地がいいという方もいらっしゃいますので、
習っているかたは周りや先生の教えにならってください。
また、柄のある懐紙を裏返して使うのはもったいないのではないか、という方は
下の写真のように初めに柄を内側にして懐紙入れに入れてください。
それを、同じように一枚裏返して使うと柄が表に出ます。
なお、これは茶席でのことですので、それ以外のときは自由に使っていただいて結構です。
自分なりの使い方を工夫して、懐紙を楽しんでいただけたら幸いです。
最後になりますが、ポチ袋やずらして二つ折りにするときにはちょっとした決まりごとがあります。
詳しくは「懐紙のいろは」に載っていますので、ご参考までに。
辻徳では、お茶席だけでなく、普段から懐紙をおしゃれに使う方法をご提案しています。
普段使いできるポップな柄や古典をモチーフにしたものなど、多数取り揃えております。
また、懐紙のオーダーメイドも承りますので、お気軽にお問い合わせください。
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