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  • 「懐紙の折り方」について 

    2014/06/24

    このブログで懐紙の使い方を紹介するようになって、7年ほどになります。

    そのころから見ると、日常的に懐紙を使う人はずいぶん増えてきた実感があります。
    嬉しいことです。

    最初のころに基本的な使い方を紹介していましたが、

    同じことを何度も書くのは気が引けるので、あえて書かないようにしていました。

    でも先日、お客様から質問を受けたので、改めて紹介することにします。



    懐紙の折り方についてです。


    懐紙は、二つ折りにして使われることが多いと思いますが、
    その際、少しずらして折る場合があります。

    一般的に、折り方にはちょっとしたきまりがあります。

      これが「吉」と言われる折り方

      これは「凶」とされる折り方


    これは、折形の本などにも載っていますので、知っている方も多いと思います。

    なぜこうなったのか、いろいろと調べてはいますが、いまだに「これだ!」という理由はありません。
    ただ、「これが吉、反対は凶」と書かれているだけです。

    ひとつだけそれらしい理由が書かれている本をご紹介します。

    『自分がいつも南面していれば、吉と陽の太陽は自分にとって左の天から出てきます。左の天は太陽です。白い太陽を貴ぶ日本人は、左の天に向かう線を「吉」として貴びます。』 「贈る心を形にかえて― 日本の折形」 山根章弘 著

    つまりこういうことです。

      吉の折り方は、広げると右から左に向かって上がっていくように、折り目が付いています。

      凶とされる折り方を開くと、ラインが左から右上に向かって伸びています。

     わかりやすく言うと、太陽の上る左を貴ぶことから線を引くときは左が上に来るべき・・・ということになります。


    ですが、ご来店になったお客様の先生は吉の折り方を見て、
    「右肩下がりは縁起が悪い」
    とおっしゃったそうです。

    たしかに、そういわれるとそのようにも思えます。
    ただし、右肩上がりという考え方は、グラフの線の伸びから来ているようなので、
    昔からあった考え方とは言えない気がしますが。


    とは言え、ご紹介した吉・凶の折り方は、一般的にそう言われているというだけで、
    はっきりした理由はわかりません。
    山根さんの説明も、納得、とまではいかないのが本当の気持ちです。


    吉・凶の折り方は、一応慣習としてご紹介させてもらうことにしています。

    ですが、それ以外のやり方を否定する気持ちもありません。
    お寺や地域などでも違うことがあると聞いています。
    その場合は、それぞれのやり方にならえばいいのです。


    「右肩下がりは縁起が悪いから私はこう使う」・・・
    それでもかまわないような気がしますが、いかがでしょう。

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