懐紙の使い方
辻徳では、お茶席だけでなく、懐紙を日常に役立てる方法をご提案しています。
以下の記事は辻徳ブログ”懐紙活用術”から主な記事を抜粋して紹介しています。
お食事中、ちょっと手を拭きたいとき、醤油などをこぼしてしまったとき、ティッシュでふき取るのはクシャっとしてしまいあまり美しくありません。
懐紙ならば美しくふき取ることが出来ますし、ふき取った後もたたんで置いておけば見苦しくありません。他にも、魚の頭を抑えるときに使ったり、女性の方ならばグラスについてしまった口紅を拭うといったことにもお使いいただけます。
他にも写真のように、懐紙の上に殻や種などをおいて、最後に懐紙を折りたためばとても上品です。
色々な種類のコースターが売られていますが、なかなかグラスに合ったコースターを見つけるのは難しいものです。懐紙を四つ折りにするだけで、簡易で、グラスを選ばず、しかも吸水性に優れたコースターの出来上がりです。来客時などはナプキン代わりにもう一枚、添えてお出しするともっと良いですね。
さまざまな種類のポチ袋がお店で売られていますが、いざというときに無かったりすることもあります。そんなとき、懐紙があれば上品にお金を渡すことができます。
お年玉やお小遣いをあげるときだけでなくお稽古ごとのお月謝や、ちょっと借りたお金を返すとき旅館で仲居さんに心づけを渡すとき、などたくさんの場面で活躍してくれますよ。
それでは折り方の説明です。
①懐紙を端から三分の一のところで折ります
②反対側も同じように三分の一のところで折り返します。
③裏返して両端を少し折ります
④再び裏返して、完成!
用途に合わせて「御礼」「寸志」「お月謝」などの文字を書いたりシールなどでデコレーションしてオリジナルポチ袋にしても可愛いと思います。
市販のものとは一味違う、味のあるポチ袋になりますよ。
ぜひ試してみてください。
敷き紙としての使い方も可能です。
上図のように、扇型にして盛り付けるのも良いですね。
二枚以上の懐紙を扇型に折って瓶に入れることで、加湿器としての役割も果たしてくれます。
懐紙は吸収性もいいのですが、しっかりしているので、水を吸っても形が崩れることはありません。特に辻徳の懐紙は破れにくいようです。